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怠惰な男の多忙な日常
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 どうにかポジションを出した。ばっちり。で、翌日の夜、バーテープを巻くことにした。
 仕事を終えて巻き始める。今回購入したのはOGKの製品。しっとりソフトなタイプである。
 ただ、私はOGKのバーテープは敬遠しがちなところがある。裏についている両面テープである。昔は馬鹿正直にこの両面テープを使って巻いていた。ズレやゆるみが防げるのは良いのだが、交換のときには泣くような思いをしなければならない。ハンドルに粘着物が残るとやっかいだ。最近は裏に粘着物の着いていない製品もあって、前回はそちらを使った。
 今回はバーテープの粘着物をはがして巻くことにした。こうすると巻きにシビアさが要求されるのだが、巻き直しもやれるし、しっかり巻けばゆるみの心配も少なくて済む。交換のときにも、ハンドルを無駄に汚さずにすむ。
 さて1回目。エンドから巻き始めたテープがハンドル上部の中ほどで終わってしまった。ありゃ、長さが足りない....。ええい、もうちょっとしっかり引っ張りながら、テープの重なり部分にも気を使いながら巻いてみた。おお、過不足なくちょうど良く巻き付けた。
 ついで反対側、と、ここで問題が発覚。今巻いたテープの巻き方向が違っていた...。ええい、とばかり、せっかく巻いたバーテープをほどき、再び巻き直した。
 で、ようやく反対側の巻きに入った。くるくるくる...。最初に失敗を重ねただけに、こちらは比較的スムーズにいく。
 ハンドル上部も巻き、ここでビニールテープで固定するわけだが、今回は両面テープなしで巻いているので、片手がはなせない状態。そばのビニールテープに手を伸ばし、よし、とれた。
 と、その瞬間『RRRRRR、RRRRRRRR....』と、携帯電話がけたたましくなりだした。おお、と、慌てた私、電話に出た瞬間、バーテープを抑えていた手がふと離れた。瞬間、「ビュルル.....」とゆるみほどけるバーテープ...。あ〜あ。
 電話に出てみるとオフクロだった。仕方ない、遠くからかけて来たんだからと、返事をすると、「別に用はないんだけどね」........その後30分、携帯のバッテリーが切れるまでオフクロの話は続き、緩んだバーテープを涙まじりに見ながら、目の前の作業が出来ない自分に同情した。

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予定通りハンドルが手に入ったので装着してみた。事前にじっくり古いハンドルの位置を見つめて、寸法を頭に入れた上で装着。ステムを交換して、高さを変えて...。
tcr_h.jpg で、こんな風になった。ラウンドシェイプはブレーキブラケット位置が低くなるので、おニューのハンドルを付けるときにステムの高さを調整する。リーチも古いハンドルよりも短いのでステムを交換することになる。
ハンドルの形状がSHIMANO STIに最適化されている形状で、上面がフラット。なのでハンドルの取り付け角度はシビアで融通が利かない。そのかわり、ブレーキブラケットの取り付け位置も決まっているので、変な取り付けをする失敗もない。
さて、早速試乗してみた。...あれ?....妙な違和感。すぐに原因は判明した。これまで、私はブレーキブラケットの取り付け角度がアップライト(上向き)のセッティングだったのだが、今回はそうはいかない。で、前に滑って行くような感覚があったのだ。
もうひとつ。ハンドル上面がフラットなのは良いが、ブレーキブラケットの根元でちょっとした段差ができて、これがけっこう邪魔なのだった。
仕方がないので、取り付けガイドの位置よりも少し上に取り付けてみたら、いくらか改善された。

しかし、あれこれやっているうちに、ステムをとっかえひっかえしてみたり、しまいにはサドル位置の見直しまでやることになってしまった。

自転車のポジション出しのセッティングでは、シートの高さ、サドルの位置と角度、そしてハンドル上部の位置からサドル先端までの長さが標準的な参考の数字となる。
人間とバイクとが直接接するのはペダルと尻、そしてハンドルとなるので、その三点の位置をきちんと出せば、バイクが変わっても同じポジションを出せると言うのが基本的な考え方なのだが、これが結構くせ者なのではないかと私は思った。
シートの高さやサドルの位置、高さには疑問はないが、問題はサドル先端とハンドル根元手前との距離だ。
これは部品による長さの変化の影響を受けやすい。サドルの長さでも変わるし、ハンドル根元までが同じ長さでも、実際に手を置くブレーキブラケットの位置はハンドルの形状次第で1cm〜2cmも変わる。
で、結局堂々巡りになってしまったのだった。
シート位置の考え方には異論なし。だが、サドル先端–ハンドル手前の寸法については疑問を感じるなあ。
我流かもしれないが、ブレーキブラケットの位置とか、ハンドルのリーチ先端とかを目安にした方がリアルだと思うぞ。ここの寸法も測っておけばよかったとつくづく感じた夜10時。

 先日魔が差して取り替えたハンドルの画像である。
 取り替えたばかりのときには、「やっぱり何か変だよなあ」と思って見ていたのだが、一夜明けてみて見ると、「あれ、昨日ほど変でもないかなあ...」と思うようになった。
 2日も経つと、「思っていたほど悪くもないぞ」と思うようになっている。「美女は3日で飽きる...」云々を地でいくような話であるが、そう思うのだから仕方がない。
 ちなみに、このハンドルはリーチが長いので、ステムは90mmに交換している。
 ラウンドシェイプのハンドルが似合わないと思った理由には、このステムの角度やスローピングトップチューブのせいもあるのかもしれない。
 あくまでポジションを再考するための暫定的な交換のため、バーテープは巻いていない。その昔、バーテープの裏面の粘着物がうまくはがれなかったり、ケーブルをハンドルに固定するために貼ったテープ類がうまくはがれていないために、はっきりいって汚い。
 だがしかし、使い心地は上々で、このままバーテープを巻いてしまおうかと思う程である。
 さて、注文したハンドルの使い心地はどうだろうか。少なくとも先の153 STIよりも似合っていて、使い心地もよさそうなものを選んだつもりだ。
 順調に手配が進んでいれば、土曜日あたりには届くのだと思うのだが...。

 群馬はクルマ王国。公共の交通機関が未熟(あるいは衰退)していることが大きな要因の一つであろう。
 道路交通法では、自転車は立派な軽車両。車道を走ることが基本なのだが、現実にはそうはいかない。なにしろ自転車が車道を走れるような道路の状態ではないからだ。
 最近の人々は余裕がない。ないのはわかる。クルマが便利だ。それもわかる。がしかし、クルマを運転する人々の多くは、自転車が車道を走ることを想定した運転をしていないのだ。
 じゃあ、一人ひとりのモラルやマナーの問題かといえば、そうともいえない。車道の脇にある白線の歩道寄りのスペースは、たいてい排水溝の蓋があったり、舗装がいい加減だったりしていて、自転車が安全に走れる環境ではない。
 不安を持って走っている脇を、クルマはものすごいスピードで追い抜いていく。そして、クルマは自転車を邪魔者のように扱う。
 
 歩道を突っ走る自転車が歩行者に恐怖を与えている旨の報道がされることがある。「自転車は車両なのだから車道を走れ」ということになるが、じゃあ歩道を走ってはいけないのかと言えばそうでもない。
 最近は、「自転車にも配慮した」歩道ができている。歩道の半分を色分けして自転車通行用のレーンを設けている歩道も見かける。だが、これは明らかに歩行者に対してやさしくない。
 道路整備と称して、しょっちゅうあちこちのアスファルトをはがしては盛り、車はスムーズに走れるよう配慮はしているが、本格的に交通弱者に配慮した道路整備に着手しているところはまだまだ少ない。

 自転車は、クルマからも歩行者からも邪魔者のようにされている不遇な乗り物である。
 ヨーロッパは、自転車を生み出した土地柄もあってか、自転車の「市民権」は、日本とは比較にならない。スポーツとしての認知も人気もすごいものだ。
 ヨーロッパで自転車が認められているのは、土壌のせいだけでも環境対策のためだけでもない。もともと弱者に対する行政の責任という考え方が徹底しているところにも、日本とは重大な違いがあると思う。
 日本は、戦後の主要な産業としてクルマ産業が大切にされてきた。政策的にも社会的にも、「クルマを持つ」ことがステイタスのようにあおられ、クルマを買え買えと宣伝してきた。クルマが走りやすくなるような環境づくりにも熱心であった。
 結局、日本の環境は道交法の理念とは矛盾した道路整備が当然のように進むことになった・・・と私は考えている。

 昔、道路いっぱいに大勢の自転車で通勤している人々の中国の映像を見たことがある。数の多さに圧倒されながら、当時は「クルマもないのか」くらいに思っていた。要するに、「おくれてる」と思ったのだ。多分、当時のスーパーカーブームに影響された日本人の多くがそう思ったに違いない。
 が、しかし、今の日本の光景ときたら、クルマがあふれかえり、渋滞している光景を見るにつけ、当時の中国よりも性質が悪いと思う。排気ガスがものすごい。

 日本社会の「ゆがみ」の一端を見る思いだ。
 バーテープも汚れてきたことだし、ちょっと魔がさして10数年前に購入してからずっと使ってきたハンドルに交換してみた。
 3T(スリーティー)のMod.MERXというモノなのだが、GIANTのバイクに乗るようになって、近代的なフレームデザインとはちょっと合わないような気がして、旧車から外していたのだった。
 ラウンドシェイプにアルマイトの光沢。いかにもスタンダードな形状である。今ではちょっと角ばった様な形状の「アナトミック」形状が主流だが、ラウンドシェイプにも根強い人気がある。

 なぜ交換を思いついたのかと言えば、以前載せた写真を見ればお分かりかと思うが、かなりアップライトなセッティングである。ハンドルの下部を持つと少々無理が出る。
 なんとかならないかなあ。何が違うんだろう・・・と、試しに昔のハンドルを使ってみることにしたのだ。

 久しぶりにつけてみた。やっぱりちょっと似合わない気がする。だが、ハンドル幅がちょうど良く、下部を持っても違和感なし。同時に、これまでのハンドルの何が問題で、ポジションを出すセッティングの何が合わなかったのかが見えてきた気がした。
 古いほうのハンドルは幅が実測430mm(外‐外)、外したほうは440mmだった。リーチは古いハンドルの方が長く、ハンドルの上部を近くでき、ハンドル上部を握るときに楽な姿勢になる。
 どっちが優れているかとか、そういうことは抜きにして、古いハンドルの方がしっくり来て好きだ。これは単なる「慣れ」とも違う。
 こうして、古いハンドルを装着した状態で、じーっとバイクを見つめ、自分に合ってバイクにも合うハンドルがどんなものなのかを考えた。
 ハンドル幅は430mmで、リーチは90mm前後。80mmだとステムは長く出来てカッコいいが、ハンドル上部が遠くなって楽になれない。100mmだとステムが短くなりすぎる。
 で、バイクに似合うのはアナトミックシェイプ。・・・というわけで、価格、ハンドル径などと考え合わせて出した結論はNITTOの184 STI。
 早速注文、注文、と。うひひひ…。
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多趣味なナマケモノの日々の思考や生態を自ら観察、研究して暴露する。
と言っても「暴露」するほどすごいことでもないが。
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