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怠惰な男の多忙な日常
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 「いまさら」の感も強いかもしれないが、MANASLU 96である。マナスルのラインナップでは最小。私の知る限り、燃料タンク一体型の灯油ストーブでも最小クラスに位置する。とはいっても、オプティマス123Rほどではなく、重量もそれなりにかさむ。

 音は大きい。現在私が所有しているストーブの中ではもっとも大きいと思う。この音に慣れたあと、123Rを使って、「あれ?こいつこんなに音が小さかったっけ?」と思えるほど。

 昔、ホエーブス725を使ってみて、あまりの轟音に閉口したのを覚えているが、今、冷静に思えば、もしかしたら、マナスルの音はホエーブスとはれるかもしれない。ただ、不思議なことにマナスルの轟音はまったく不快感をともなわない。燃焼音と火力や炎の状態が一致しており、わかりやすいからかもしれない。

 火力があまり強くないことも、私の場合はお気に入りポイント。風には弱く、別途風防は必需品だが、ロスはあまり大きくないように思う。弱火もそれなりに可能で、メタル布巾をバーナーパッドに利用すれば、チタン製のシェラカップでもふっくらご飯が炊き上がる。


 実は、コンパクトストーブとシェラカップでの炊飯を教えようと約束しているのだが、娘はこれらの道具を使ったことがない(焚き火での飯盒炊爨は経験あり)。

 扱う道具をどれにすればよいか、かなり悩んだ。
 アプローチは、1.道具として扱いがシンプルなもの。2.燃料の扱いに不安をできるだけ感じない。3.プレヒートでの危険が低いもの…というところか。

 2.の視点から、燃料はおのずと灯油となる。となれば、機種はWLI、NOVA82、パープルストーブ、マナスルになる。で、いろいろ考えたのだが、結論はマナスルに。

 扱い方と仕組みとが直結していてわかりやすいこと、とりわけ、ポンピングとバルブによって火力を調整するという部分が最大のポイントとなった。プレヒートでも「火だるま」炎上の心配が少ない手順で点火できる。私の実使用でも炎上経験はない。

 「湯沸しに時間がかかる」のは承知していればどうにかなるもので、調整バルブでタンクの内圧を調整できるものは、武井さんとこれだけだ。武井さんは火力も強いが、相応に内圧を高くする必要もあり、相応のリスクも生ずる。が、マナスルは音の割には実に慎ましやかなんである。輻射熱による内圧の上がりすぎには、炎の状態や燃焼音を目安にバルブを緩めれば良いし、輻射熱のことは知識があれば予防、対応が可能なことだ。




 今や私の一番のお気に入り。燃料と予熱用のアルコール、イムコライターをいれた状態で1kg程度は少々重たい。WLIの倍近い。かさばりもする。でも、最近は常にこいつで昼飯をまかなっている。
 






 実はコッヘルのチタン化はこいつのためだったりする(笑)。
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