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怠惰な男の多忙な日常
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 ブロニカS2を購入してからというもの、ブロニカSQ-Aの出動頻度ががた落ち、というより、出動していない。
 実用性、利便性はどう見てもSQ-Aの方が上をいっている。スリムでより軽い(280gの差)。クランク一回転で巻き上げとシャッターチャージ、ミラーの復元ができる。ファインダーは明るく、外からの遮光性も優れていて見やすい。シャッター音もショックも比較的小さい。
 とまあ、かように違いがあり、持ち出してうろうろと徘徊しながら街角スナップをするなら、断然SQ-Aの方が向いている。なのに、持ち出すのはついついS2になってしまうのだ。
 こうなってしまう大きな理由の一つは、「手ごたえ」であろう。撮影時の大きな音も、ミラーショックも、「撮った」という充実感に昇華され、快感につながっているのかもしれない。
 でも、余計に重たい思いをしながらもNikomat FTnも一緒に持ち出すあたり、総金属、総からくり仕掛けへの「自覚なき信仰」があるのかもしれないなあ...。
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 心が折れてしまう前にと、ちょっと無理に休んだ昨日。撮影に出かけることは決めていたものの、場所を決めるのにいろいろと迷った挙句、結局中心市街地へ。といっても、この日はちょっとコースを変えて、高崎駅の北側を中心にウロウロした。
 「田町通り」と呼ばれる、市街地の商店街を南北に走る大通りから少し外れただけで、昭和の名残りが強く残る裏通りで、こんな場所があることを知らなかった。好奇心の赴くままにシャッターを切る。
 この日はブロニカS2とニコマートFTnの2台体制で臨む。ニコマートのシャッター音は、135フィルムカメラのそれとしては大きな方に入るだろう。「パシャン」と小気味良い音が静かな町に響く。時折、ブロニカを出して撮影。こちらの音はさすがに少々大きい。まあ、6*6の布幕フォーカルプレーンシャッターにクイックリターンミラー機構である。ブロニカSQ-Aと比較しても音の大きさは全くちがう。まあ、音が少々大きいのはやむを得ないことだ。「バシャン!!」という音がこれまた静かな町で時折響く。
 消えていく建物、変わっていく街並み。常に時間とともにいろいろな変化を見せる町。良いことか悪いことかはともかく、いつ来ても新しい発見がある町だと、あらためて感じた。
 この日、135カラーフィルム2本、ブローニー黒白フィルム2本を撮影して帰宅。自宅にて現像、スキャンまでは一通り終えた。
 あとはレタッチとホームページへのアップである。
 ブログというものを使ってはいるが、もともと「日記」の類は昔から続かなかった私。やはりこっちの使いこなしも十分ではない。
 「使いこなし」といえば、自転車も、自分のロードバイクのスペックを十分に使いこなしているかと言えば、そうでもない。
 カメラは、比較的単純――というよりは、からくり仕掛けのカメラを使うことが多いので、操作そのものは不自由しないが、自家現像となるとどうだろうか。フィルムの持っている能力を存分に出し切った現像にはまだいたらないようだし、スキャン、レタッチにしてもそう。何より、写真そのものがまだまだであるといえる。
 中途半端だなあ...。
 それはさておき、ブロニカの健康状態は良好だが、ニコマートFTnの方は、ときおり絞りの方で不具合が出ることがある。といっても、致命的なものではなく、ときおり絞りが開放にもどらないとか、露出計が「ピン、ピン」と意味不明の振りを見せることがある。
 露出計とレンズの連動の動きに、相性ともとれる、どこか微細な問題があるようで、絞りが戻っていないときにはプレビューボタンを押せばなおるし、露出計の針も、絞りをガチャガチャやったりしているうちにおさまったりする。でなくても、レンズを一旦外してセットしなおせば、たいがいは大丈夫。
 この程度のことで「すわ、故障か」とハラハラするとは、いかに便利な世の中に慣らされてきたのかを思い知る。
 ときおり見るこうしたトラブルも、「まあ、古いカメラだから」というのと、「からくり仕掛けだから」という、どこか寛容な気持ちがあれば乗り切れるものだ。それに、しょっちゅう使っているほうが調子が良いことも事実。
 もっとも、トラブルが頻発するようなら点検に出した方が良いのだろうが。
 こんなことも「使いこなし」次第だろうか。
 BRONICA S2の発売が1965年。Nikomat FTnの発売が1967年。狙ったわけではなく、まったくの偶然だが、どちらもほぼ私と同い年。私の所有している個体が、具体的に何年に製造されたものかは分からないが、40年前後、あるいは40年以上、私が生まれたころから幾人かの手を渡り歩き、私の手元にやってきた。ロマンだなあ。
 私は、中古カメラのマニアでもコレクターでもなく、使いたいものを予算に合わせて購入した結果なのだが、デジタルの利便性などは評価している一方、欲しいと思う魅力的なカメラは実に少ない。
 もちろん、私のカメラたちが「これまで長年使ってこれたから、これからも長く使える」という保障はなく、むしろ「これまで長年使ってこれたから、そろそろ寿命」なのかもしれない。そのあたりはよく分からないが、これだけ長く使えるという事実にロマンを感じずにはいられない。
 いつのまにか、年が明けて半月も経っているではないか...。
 ここを訪れてくださっている奇特な方々へ、あらためて感謝。そして、今年もよろしく。
ニコマートFTn
 昨年末に、勢いに任せてBRONICA S2を購入。いつのまにか、ブロニカンなChuckとなっていた。そして年明け早々、今度はNikonの135フィルムカメラ、Nikomat FTnを購入。モノクロ現像にあきたらず、今度はカラーネガフィルムの自家現像にも手を出す始末である。
 どうしようもなく悶々としていた物欲も、Nikomat FTnの段階でようやく落ち着いた。いやしかし、この間の物欲の暴走には、我ながら少々そら恐ろしくもあった。
 それにしても、いつの間にか、写真・カメラの趣味がこんな形になろうとは...。だって、しょうがないじゃん。現行のデジタル一眼レフにほぼ魅力を感じていないのだから。一番の理由は、モデルチェンジというか、生産終了が早すぎること。BRONICA S2もNikomat FTnも私とほぼ同世代である。
 デジタルカメラを作っているすべてのメーカーさんに、デジタルが発展途上なのは承知の上で、敢えて言う。目の前の利益にばかり目を向けてないで欲しい。
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Chuck(ちゃっく)
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男性
趣味:
写真、自転車、ナイフ製作など
自己紹介:
多趣味なナマケモノの日々の思考や生態を自ら観察、研究して暴露する。
と言っても「暴露」するほどすごいことでもないが。
本文は「~である」調で統一する。実際のコメントのやりとりでは「です、ます」調でかくのでよろしく。
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